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1.5 命名規則
・変数や定数は、小文字から始めること。
・型は、大文字から始めること。
・略語は避け、一般的な単語を使うこと。
・目的が明確な文とすること。
2.0 変数・定数とは
・変数と定数は、値を記憶する入れ物。
・変数は「var」を、定数は「let」を使用する。
・Swift言語における定数への再代入は、コンパイラが自動的に検出するため、定数が意図せず変更されることは無い。つまり安全である。
・コードを走査することを「評価する」というらしい。
・Xcodeには、記述されている変数や定数の情報を常時確認できる機能がある。
2.3 スコープ
・スコープとは、変数、定数、関数、型の名前の有効範囲を表すもの。
・スコープには2種類あり、ローカルスコープとグローバルスコープがある。
【ローカルスコープの特徴】
限られた範囲でしか参照されないため、意図しない変更が起こりにくいというメリットがある。
【グローバルスコープの特徴】
どこからでも同じ名前で参照でき、意図しない変更を招きやすいため、ローカルスコープで宣言された変数や定数よりも説明的な命名が必要となる。
スコープの優先順位
異なるスコープには同じ名前を存在させることができる。そのような場合においては、名前を参照するスコープから最も近い祖先のスコープにあるものが優先される。
2.4 式の組み立て
式は、以下の3つに分類される。
・値の返却のみを行う式
・演算を行う式
・処理を呼び出す式
値の返却のみを行う式
・値を返却する式
・リテラル式 - 値をプログラムに直接表記する式
・メンバー式 - 型のメンバーにアクセスする式
・クロージャ式 - 呼び出し可能な処理を定義する式
演算を行う式
処理を呼び出す式
・関数を呼び出す式
・イニシャライザを呼び出す式
まとめ
Swift言語は様々な箇所で値の型を検査し、不正な処理をコンパイルエラーとして検出する。潜在的なエラーの発見を前倒しにすることで、後のエラー発見による大きな手戻りを防ぐ事ができる。はじめのうちは、コンパイルエラー文をよく読み、何が検証されているのかを意識していく必要がある。